寝る前にきれいにブローして「バッチリ!」と思っていても、朝起きてみると寝ぐせでボサボサ...なんていうことは多々ありますよね。しかも時間がない日に限って、寝ぐせがひどかったりして…。そんな時、どうすれば簡単にきれいに寝ぐせを直せるのでしょうか?
筆者は現役の美容師なのですが、皮膚が敏感なお客さまのカット&カラーの施術の時は、シャンプー無しで先にカットをすることがあります。その時は霧吹きとドライヤーできれいに癖をとってからカットするのですが、このテクニックを寝ぐせ直しに応用できるのでは?と考えました。
そこで、そのテクニックを改良してより簡単なものにして、プロおすすめの時短&ワンランク上の寝ぐせ直しテクとしてご紹介したいと思います。
必要な道具
必要な道具は以下の通りです。
- 霧吹き(上の写真のような、レバーが大きいものの方が安定感があり、力も必要無いのでおすすめです。)
- ドライヤー
- 洗い流さないトリートメント
STEP1:何ブロックかに分けて濡らす
基本的に寝ぐせ直しは、髪ではなく地肌にアプローチするものです。
髪の長さやヘアスタイルにもよりますが、寝ぐせは襟足にまでつくと考えておくのがいいでしょう。頭を前後・左右で4つのブロックに分け、後ろの襟足側から濡らしていきます。
霧吹きを利き手に持ち、反対の手で髪を少しずつ分け取りながら、霧吹きを横にシュッと吹いて地肌を濡らします。必要に応じて、毛先も濡らします。
STEP2:地肌をこすって、寝ぐせを矯正する(!重要!)
全体を濡らしたら、シャンプーするようにして水を地肌になじませます。指先で地肌をまんべんなくこするイメージです。
余裕があれば、コームで希望のスタイルの形に梳かして、仕上がりをイメージしやすくします。
STEP3:洗い流さないトリートメントをつけて、乾かす
いつもどおりに乾かしましょう。毛先の寝ぐせは夜乾かして寝ていればそんなにひどくないはずなので、根本中心にしっかり乾かし、仕上げに軽くブローするようなイメージで行います。
慣れれば5分でできるように!
ご紹介したテクニックは一見難しそうですが、慣れてしまえば素早くできるようになります。このやり方なら頭全体の寝ぐせをムラなく取ることができるので、シャンプーしてすぐに乾かすのと同じくらいの、美しい仕上がりになります。
せっかく朝の貴重な時間を割くのですから、ワンランク上の仕上がりを目指してみましょう!
(image by amanaimages)
(image by 筆者)