朝起きて、鏡を見てみると、寝癖が付いている!そんな経験、皆さんにも必ずあると思います。
ただでさえ忙しい朝なのに、寝癖がなかなか直らないとイライラしてしまいますよね。
どうやら寝癖を直すのにもいくつかコツがあるようです。そのコツさえ守れば、あっという間に寝癖を直すことができますよ。
寝癖の直し方
寝癖を直すにはまず、「髪を濡らす」そして「髪を乾かす」ことなのですが、ただ濡らして乾かしているだけではいつまでたっても寝癖が治りません。
どのように濡らせばよいのか、乾かせばよいのかをご紹介します。
髪を濡らす
髪をしっかりと濡らす
髪の毛はいくつかの結合状態で形成されているそうで、その一つに「水素結合」という物があります。
水素結合は簡単に言うと、濡れている間は結合が解かれ、乾くと結合してしまうということです。
なので、寝ている間に髪の毛が乾き、寝癖として「結合」している状態なので、その結合を解いてやるためには水が必要になります。
そのために、寝癖が付いている髪をしっかりと濡らしてやることが必要なのです。
寝癖直し整髪料を使う
水素結合を解くために濡らしてやるのは普通の水でもかまいませんが、髪の芯までしっかり水分を届けてやるためには水では少し時間が必要です。
少しでも早く髪の芯まで浸透させるためには、市販の寝癖直し整髪料を使うことをオススメします。
濡らす場所にも注意
寝癖を直す際、ついつい癖が付いている毛先部分だけに目がいきがちですが、癖が付いている「根元から」濡らすことが大切です。
まず根元を十分に濡らし、それから毛先の方を濡らすようにしましょう。
乾かす
すぐに乾かさない
水で濡らしても、整髪料で濡らしても、すぐに乾かしてしまうのは厳禁です。
水素結合を解くためには、濡らしてからしばらく時間をおいてから乾かしましょう。
髪を濡らして浸透を待っている間に、お化粧をしたり、顔を洗ったりという別の支度を済ませてしまえば、時間も無駄になりません。
ドライヤーで乾かす
髪の芯までしっかりと水分が届いたら、乾かしますが、自然乾燥ではまた乾くうちに変な癖が付いた状態で結合してしまいますので、ドライヤーとブラシを使って、しっかりと寝癖を直しながら一気に乾かしてしまいましょう。
乾かすことで髪はまた結合し、寝癖を直すことができるのです。
おわりに
髪が濡れている状態で放置しておくと、じわじわと水素結合が起こり、寝癖がつくという原理なので、寝る前には髪をしっかり乾かしておくことを習慣づけましょう。
そうすれば、寝癖もつきにくくなり、朝の寝癖直しに煩わされることもなくなりますよ。
(image by 足成)